70歳の女性から学ぶ。よい老後を迎えるために必要な2つのもの。 #121

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先日、70歳の女性とじっくり話をする機会がありました。この女性をAさんとしましょう。Aさんは、現在年金暮らしです。
 
Aさんは、働きたいと言います。Aさんは接客業に長く携わってきたため、話し上手です。初対面の私との会話もよく弾みます。
 
しかし年齢という壁は厚く、まだ仕事は見つかりません。毎日クロスワードパズルなどをして時間を過ごしているとのことでした。
 
そんなAさん、毎日がつまらないと言います。病気と言えば高血圧ぐらいのもので、日常生活には支障がありません。むしろ70歳という年齢からすれば、身体的にはかなり恵まれています。
 
Aさんと話をして感じたこと。
 
人生には、定年のない仕事と、期限のない友人が必要だ。
 
生きている限り、誰もがいずれ年を取ります。そして年を取るほど就職は困難になります。そうであるならば、雇われるのではなく、自ら仕事を創り出すこと。そしてその仕事は歳を重ねてもできる仕事。むしろ、年を重ねるほど習熟していくような頭脳労働が適しています。
 
そして友人。勤め先の同僚は定年とともに離れていきます。仕事を軸に繋がっていたわけですから、その軸が無くなると離れていくのはむしろ自然なことでしょう。
 
友人は共通の趣味サークルなどで探す手もあります。しかし、自ら仕事を創り出し、その仕事の中で友人を得ることができれば、一生ものの仕事と友人を同時に得ることができます。
 
いずれ訪れる老後から逆算し、戦略を練るべきでしょう。健康に気を付ける人ほど、やがて訪れる長い老後を充実したものにする準備が必要です。

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