私の父の話。やめるという決断の難しさ。 #164

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今日は私の父の話。

家族を支え続けた父

私の父は75歳になる医師です。41歳の時に医院を開業し、つい先月、75歳で閉じました。父の働きとそれを支える母のおかげで、私を含めた兄弟3人全員が大学まで進学させてもらい、私など大学卒業後さらに4年間、某資格試験の勉強のため生活費と学費を出してもらいました。こうして今の私があるのは、父が働き続けたおかげです。
 
父はこの仕事に誇りを持っていました。34年間、毎日診察を続けてきました。いつまでも仕事を続けたかったはずです。
 

閉院を決断

昨年、そんな父が医院を閉じると言い出しました。身体的な衰えは周囲もある程度感じていましたが、今すぐ辞めなければならないという状況ではありませんでした。
 
しかし、父は医院を閉じることを自ら決断し、この先も治療が必要な患者を他の医院へ紹介するなど、閉院の準備を着々と進め、先月末に閉院したのです。
 
そんな父が昨晩、倒れました。すぐに病院へ搬送され、幸い命に関わるものではありませんでした。あと数日間入院の予定です。
 

やめるという決断力

今回倒れたことと閉院のタイミングに相関関係はありません。それでも、もし医院を続けたまま突然父が倒れていれば、従業員や患者には不安を与えたことでしょう。父自身も早く仕事に戻らねばと焦ったはずです。
 
物事は始める時は勢いでできます。難しいのは辞め時です。まだ続けられるとの思いが残っている段階で自ら終止符を打つというのは、とても難しいことです。それを今回見事に成し遂げた父。素晴らしい決断力と実行力でした。
 
私も大いに見習わなければなりません。ただ、私の場合は、まだ始まってすらいない、というのが実際のところですが。。
 
父さん、一日でも早く病状が快復することを祈ってます!
 
 
今日の学び
物事を始めることはたやすいが、自らやめることは難しい。決断力と実行力が試される。
 
今日の読書中
藤田孝典「貧困世代」
 
今日のラン【月間目標173キロ!】
本日0km。月間累計189km。
 
今日の『アパート大家への道』
at homeにて物件検索。

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