マッサージ店の回数券の損得。その巧みな戦術とは!? #1454

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知人の体験談。 

 評判のマッサージ師を雑誌で知り、そのマッサージ店に通い始めた。
 
最初の2回は、評判のマッサージ師が施術した。
 
やはり評判通りの腕だったので、回数券を買った。
 
すると、次回から別のマッサージ師が担当するようになった。
 
そのマッサージ師の腕前は最初のマッサージ師ほどではなかったが、悪くはなかった。
 
さらに通い続けるうちに、別のマッサージ師が担当するようになった。
 
その腕は最悪。
 
明らかに仕事に不慣れで、とにかく酷い腕だった。 

 この話は示唆に富んでいる。
 
なぜ最初は評判のマッサージ師が担当したのに、その後別のマッサージ師に変わったのだろう。
 
それは回数券を買ったからだ。
 
店側からすれば、回数券を買ったことで、この先の来店が確約される。
 
その後来店しなくなっても、すでに回数券を買った以上、店に損失はない。
 
意地の悪い言い方をすれば、回数券を買い、サービスを提供する必要がない客というのは、店からすると最高の客だ。
 
一方、バスや電車の場合、回数券を買えば確実に利益がある。
 
それは受けられるサービスの質が一定だから。
 
回数券でバスに乗車したから、席に座れないということはない。
 
つまり、回数券の価値は、対価として得るサービス次第で大きく変わる。
 
受けるサービスによっては、多少割高でも回数券を買わないという選択肢もあるのだ。
 
 
今日の学び
代金の前払いをするかどうかは、そのサービスの種類による。
 
今日の読書中
荻野弘之「人生の授業」
 
今日のラン【月間目標200キロ!】
本日0km。月間累計10km。

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