鎌田洋著「ディズニー 掃除の神様が教えてくれたこと」を読みました。
すっかり有名になった東京ディズニーランドの案内員&清掃員、カストーディアル。
今では、カストーディアルと触れ合うことがイベントの一つとなっており、ディズニーランドの中でも花形の職種と言われています。
しかし、東京ディズニーランド開園準備当時は、誰もやりたくない「ただの清掃員」でした。
そんな「ただの清掃員」が花形の地位を占めるに至った道のりとは。
これを、開園当時の初代ナイトカストーディアル(夜間清掃員)・トレーナー兼エリアスーパーバイザーであった著者が語ったのが、この物語です。
- 夢を持つ。
- 夢が叶うまで諦めない。
- 可能な限り最高のサービスを提供することがゲストを喜ばせる。そして、それが自分の喜びとなる。
このような言葉が印象的でした。いずれもどこかで聞いたことがあるメッセージですが、著者がその言葉に至るまでの道筋を知ることで、言葉の一つひとつに重みを感じます。
ディズニーランドには、人を喜ばせるための知恵が至る所に詰まっている、と改めて知らされました。
そんな東京ディズニーランド、私は中学生の時に一度行ったきりで、かれこれ30年以上訪問していませんが、我が家の子ども達がディズニー適齢期に差し掛かりつつありますので、そろそろ家族で訪れてみてもいいかな、と読み終えて考えました。
家族でのディズニーランド初訪問。楽しみであると同時に、今後の旅行先が娘の一声でいつもディズニーランドになるのではないか、と少し危惧しています。