今日の夕方、ジョギングをしました。
川沿いを走っていると、川べりにアオサギを見つけました。真っ直ぐな細い脚で立つ姿は凛として、「孤高」という言葉がピッタリでした。その姿に見入ってしまい、走る足を止めて写真を撮りました。
これまでも幾度となくアオサギは見かけていますが、このように感じたことはありませんでした。自分の内面の変化が物の見方を変えたのだと思うのです。何がどう変わったのか、自問自答してみました。
私は20年近く勤め人として組織の中で仕事をしています。これまで、そのことに疑問を感じたことはありませんでした。嫌なことがありながらも、今の居場所が一番幸せなのだと思っていました。
それが、今、変わりつつあります。
最初は小さな疑問でした。その疑問がだんだんと大きくなり、今春からは、これまで知ろうとすらしなかった職場の外の世界へ積極的に出て行くようになりました。そうやって、外の世界を見るにつけ、今の場所に安住していることに対する疑問が日に日に大きくなっていきました。
外の世界で出会ったのは、日々自分自身の目標に向かって真剣に取り組んでいる人。そして、真剣に取り組むことで人生を心底楽しんでいる人。
このような人が現実に存在するのか。自分の生きる世界との違いに驚きの連続でした。それは、これまでその存在すら知らなかった世界でした。
そうしてお会いした方の多くが、自らの組織やコミュニティを持っている、あるいは持つために行動しています。そんな人達が持っているのが、いわゆる世間や常識に流されないという意味での「気高さ」「孤高」なのかもしれません。
でも、ここで言う気高さや孤高は、完全な孤独とは違うのです。むしろ反対で、そのような方の周りには、やはり気高さや孤高を感じさせる仲間がいるのです。そんな気高さ、孤高に一歩ずつ近づいていきたい。そう思います。
今日の学び
仲間に囲まれた「気高さ」「孤高」という世界が存在するのではないか。自分もそんな世界を目指したい。
今日の読書中
司馬遼太郎「関ヶ原(中)」