私は、10年後の自分をイメージした長期目標、同じく5年後をイメージした中期目標、3ヶ月後をイメージした短期目標を定め、それをシステム手帳のリフィルに印刷し、常に持ち歩いています。
目標の書き方とは
長期目標の場合、10年後の今日の日記を書いてみます。今日が2016年12月25日ですから、2026年12月25日の日記ですね。
1.10年後の未来における「今日の出来事」を振り返る。
朝起きて何をしますか。誰からどんな内容のメールが届いているでしょうか。朝食はどこで誰と何を食べたでしょう。午前中はどこで何をしたでしょうか。昼ごはんはどこで誰と何を食べたでしょう。午後はどこで誰と何をしたでしょうか。夕食はどこで誰と何を食べたでしょう。この日はどんな本を読み、誰とどんな連絡を取り合ったでしょうか。
このようなことをできるだけ具体的に想像して書きます。
2.10年後の未来から10年前を振り返る。
次に10年前を振り返ります。
10年前の今日は何をしていたでしょうか。10年後から見た10年前。つまり現実の今日のことなので、スラスラかけます。そして、今日のその行動が、10年後にどう役立っているのか考えます。
今この瞬間に自分がやっていることは10年後の目標達成のためにプラスに作用するだろうか、もしかしてマイナスに作用するのではないか、と考えます。そうすると、現在の自分の行動を客観視することができます。少なくとも、10年後にマイナスになりそうなことは極力止めておこう、という気になるのです。
このような方法で5年後、3ヶ月後の未来日記を書きます。そして、それを一定期間ごとに繰り返し行ないます。私の場合は3ヶ月ごとです。
この方法で自分はどう変わったか
この方法で目標設定をするようになってから、自分の中で心境の変化がありました。それは、「今を生きることの大切さ」と実感するようになったことです。
今、私の子どもは6歳と3歳なのですが、10年後の未来日記の中では16歳と13歳です。高校生と中学生を抱える父親から見ると、10年前に6歳と3歳の子どもと過ごした時間は、本当に楽しく懐かしい時間のはずです。そして、現実の自分は、その楽しく懐かしい時間の真っただ中にいるのです。
今のこの一瞬一瞬を大切にしたい、この時間は決して戻ってこないのだ、ということを未来からの目線で実感しています。
未来日記、お勧めですよ。
今日の学び
目標を定めるには。
1.未来のある日における理想の生活をイメージする。
2.その未来のある日から今日を振り返ってみる。
そうすることで、今この瞬間をしっかり生きることの大切さを実感できる。
今日の読書中
司馬遼太郎「関ヶ原(下)」