2023年8月、グランドキャニオンの川下りラフティングツアーへ子連れで参加した。
アメリカ合衆国ネバダ州ペイジにあるグレンキャニオンダムをスタートして、リーズフェリーまでコロラド川約25kmをボートで下るツアーだ。
実際に参加したツアーのURLはこちら。
メリット1:コロラド川から見上げる絶景
グランドキャニオン観光と言えば、断崖絶壁の上から眺めることがほとんどだ。
崖の上から谷底のコロラド川までトレッキングをする人もいるが、帰りは登りで体力的にはかなりハード。
その点、川下りであれば、崖の上とは違ったグランドキャニオンの景色を手軽に楽しめる。
特にグランドキャニオンが2回目以降の人には、お薦めしたいアクティビティだ。
メリット2:穏やかな水面
この区間のコロラド川は急流もなく流れは穏やか。
天候次第ではあるが、急流を下るラフティングとは全然違い、危険を感じるような場面はなかった。
デメリット1:時間が長い
川下りの時間は約3時間。
途中、陸に上がって休憩する時間はある。
トイレもあるし、川遊びもできた。
しかし、全体で3時間は長過ぎると感じた。
グランドキャニオンの絶景とはいえ、川から見上げる景色はそれほど変化しない。
有名なホースシューベントを川から見上げることも、このツアーの売りの一つだ。
しかし、実際にコロラド川から見上げたが、ホースシューベントを通過しているという実感はなかった。
ホースシューベントは崖の上から見るから絶景なのであって、谷底から見上げても周囲との景色の違いはほとんどなかった。
正直、乗船時間は1時間で十分という印象だ。
ただ、国立公園内で船着き場が限られているため、仕方ない点ではあるのだが。
デメリット2:小学生以下は熱中症に注意!
今回8月中旬に参加したのだが、この時期は一年で最も気温が高い季節。
ラフティングでは、12歳以下のライフジャケット着用が義務となっている。
今回、小学5年生の息子が途中で熱中症気味になってしまった。
それでもライフジャケットを脱ぐことは許されず、着用しているシャツを水で濡らすなどの対処しかできなかった。
幸い大事には至らなかったが、気温が高い時期、12歳以下の子どもはかなりの暑さにさらされる。
シャツを濡らす程度の対策しかできないため、12歳以下の子どもにはあまりお薦めできない。
デメリット3:ガイドは英語のみ
ガイドの解説は全て英語だ。
(YouTubeへショート動画をアップしています。)
日常会話レベルの英語であり、私と妻の英語力ではほとんど理解できなかった。
周囲のツアー客がガイドの話に笑っているのに、ほとんど理解できなかったのは残念だった。
もし、ボート乗車中に危険が生じた際など、ガイドの話を理解できないと致命的な事態にもなりかねず、一抹の不安を感じた。
まとめ
- ラフティングと名乗っているが、急流はなく穏やかな川下り。
- 小学生以下はライフジャケットの着用が義務のため、暑い季節は熱中症の危険がある。
- ガイドの説明は全て英語。聞き取るには日常会話レベルの英語力が必要。
- 緊急時のことを考えると、片言レベルの英語では一抹の不安がある。