毎日行く場所がある、会う人がいる。あゝ、その大事さよ。 #2932

実家では高齢の両親が二人で暮らしている。

今朝、近所の実家へ立ち寄ったところ、ちょうど父親が介護施設へ出発するところだった。
高齢の父は週2回、介護施設へリハビリに行っている。
杖を突きながらリハビリへ向かう父を見送った。

介護リハビリに行けば、同じ目的の人が集まる。
そこでは当然会話があるだろう。

高齢の父にとって、リハビリでの外出は社会とつながる絶好の機会だ。
リハビリは身体的に有効だが、精神的にも父を支えているだろう。

自分の場合はどうだろうか。
現在52歳だが、1年半前にサラリーマンを退職して、自営業者になった。

ebay輸出に取り組んでおり、自宅のパソコンで一人、作業をしている。
zoom上で仲間と作業会を開いているが、ベースは孤独な作業だ。

ここにどうしても物足りなさを感じてしまう。
一人で自宅でできるというのは、メリットでありデメリットでもある。
今の自分にとっては、デメリットのほうが大きいと感じる。

サラリーマン時代には、毎日職場に行き、同僚と顔を合わせることは当たり前だと思っていた。
でも、そこに人の精神面を支える重要な役割があったことが、今なら分かる。

精神面を支え、給料で経済面を支えるサラリーマンというシステム。
実は、かなりよくできたシステムだったのだ。

そんなシステムを自ら手放してしまったことを、今は後悔している。
でも、それは退職して初めて分かったこと。
それも退職後1年近く経ってから、分かったことだ。

今さら過去に戻ることはできない。
現状の中での最善策を探っていきたい。

 
 
今日の学び
サラリーマンとは、給料で経済面を支え、職場の人間関係で精神面を支える、素晴らしい制度だ。
 
今日のいいこと
実家へ立ち寄り、父母と会えた。
 

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