誰もが大切な「自由」。それは「不自由」の中にある。 #2995

人にとって最も大切なものの一つ、それは「自由」だろう。
自分がやりたいことをやりたい時にできる自由。

今日は映画を観たいな、と思ったら観に行ける自由。
今日は仕事を頑張ろう、と思ったら仕事をできる自由。

そんな暮らしが最高だと信じていた。
だから、ある程度経済的な目途が立った51歳でサラリーマンを退職し、自営業を始めた。

それから一年半が経った。
ebay輸出により月10万円程度の利益を出せるようになった。
作業時間と作業ストレスなどを考慮すると、割に合った稼ぎだと思っている。

しかし、そんな理想の暮らしが楽しくない。
自由なはずなのに、全く自由を感じない。

自分が描いていた理想の暮らしは、自分にとって理想ではなかった。
自分の理想の暮らしは、25年間続けたサラリーマン生活の中に既にあったのだ。

決められた時間に職場へ行き、与えられた業務をこなす。
同僚や上司、顧客との人間関係。

一見不自由な暮らしだが、自由は不自由の中にあるらしい。
朝から夕方までしっかり仕事をするから、夕方の解放感がある。
平日にしっかり仕事をするから、週末の解放感がある。

しかし、退職した職場には戻れない。
再就職先を探すことにした。

現在53歳、おそらく次が人生最後の仕事。
だから、再就職先には悩んだ。

そして、選んだのが路線バスの運転手。
小学生の頃からの夢を叶えることにした。

その後、バス会社の採用試験に合格。
現在、採用条件である大型二種運転免許を取得するため教習所へ通っている。

この一年半、悩みに悩んだ結果、この道にたどり着いた。
一見遠回りのようだが、この道を通るしかなかったと今は思っている。

 
 
今日の学び
回り道もまた、我が人生。
 
今日のいいこと
体調が回復し、二週間ぶりにジムで筋トレ。気分爽快。
 

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