「お前就職決まった?」
「うん、地元の市役所。」
「え!お前、市役所に入るの?他にどこかなかったの?」
大学4年生の間でこんな会話が交わされる日もそう遠くないでしょう。公務員全入時代。
給料を半分にしたらどうなる?
もし、公務員の給料を今の半分にしてみます。果たしてどれだけの人が辞めるでしょうか。勝手に推測してみます。
20代は8割辞めるでしょう。若年の就労人口がますます少なくなるこれからの時代、20代の就職先は数多くあります。
30代はどうでしょうか。小さな子どもがいる世帯であっても、今の半分の給料では生活も苦しいはずです。まだまだ就職口はたくさんあります。5割が辞めるのではないでしょうか。
40代。転職先はだんだん限られてきます。特に事務職の場合は特別なスキルもありません。今から新しい環境に飛び込むには勇気も要ります。辞めるのは3割程度ではないでしょうか。
50代。さらに転職先は限られます。新しい仕事を一から覚える気力がどれほどあるでしょうか。さらにこの年代は管理職に就いている人も多いでしょうから、転職していきなり平社員というのもプライドが邪魔しそうです。ただ、この年代になると早期退職制度により割増し退職金が受け取れるので、3割程度が辞めるのではないでしょうか。
それでも仕事が回ってしまう現実
結局、給料が半分になったとしても、30代以上はある程度公務員を続けるわけです。新たに公務員として就職する人もゼロになることはないでしょう。極度に安定志向という人は、いつの時代にもいます。
そうなると、国民は気づき始めます。公務員の給料を半分にしても、残った奴だけで仕事は回るじゃないか、と。結局、国民は行政が成り立つ限界点を探ろうとします。その時、公務員の待遇は地に落ちるでしょう。
多少の違いはあるにしても、時代の流れは公務員の待遇を改悪する方向に向かうのは間違いありません。ますます厳しくなる国と地方の財政状況では、抑えられる支出はとにかく抑えるしかありません。
この物語が現実にならないことを祈りますが、避けられない未来だと思うのです。
今日の学び
たとえ悪い未来予測であっても、対策を冷静にシミュレートすることが、将来の自分を助けるだろう。
今日の読書中
なし
今日のラン【月間目標200キロ!】
本日0km。月間累計52km。