先日、職場の同僚から質問を受けました。
「この場合、この手順で事務処理することは可能でしょうか?」と尋ねられ、少し迷ったものの、大丈夫だろう、と答えました。
ところが、その後同僚が事務処理を進める中で上司から同じ箇所の指摘を受け、よくよく確認したところ、不可能であることが判明しました。
決裁の過程で判明したので、外部には迷惑は掛からず、結果的に大きな問題にはなりませんでした。
学んだこと
少しでも回答に躊躇するところがあれば、その場では答えず、確認を取ったうえで回答すべし。
今回の件、同僚から質問を受けた時に、私はこう考えました。
これは確か大丈夫なはずだよな。でも、本当にそうだったかな?確認した方がいいかな?いや、大丈夫だろう。9割方大丈夫だ。
そして、同僚に対して、「大丈夫だと思うよ。」と答えたのです。「思うよ。」と言っている時点で逃げています。
判断を誤った原因
今回の件を振り返ってみました。原因は次の2点に集約できそうです。
- 私が今の業務に長期間従事しており、一瞬迷ったにもかかわらず、「分からない」と答えることを恥ずかしいと思ったこと。
- 勤務時間の終了間際で、今さらこの件に詳しい人間をつかまえて確認するのが面倒だと思ったこと。
今回は大事に至る前に判明しましたが、それでも同僚は決裁を上げる手続きをやり直したわけで、同僚の時間を奪ってしまいました。
私のことを信頼して尋ねてくれた同僚を、結果的に裏切る形になってしまい、申し訳ない限りです。
100%の自信がないのであれば、一旦回答を保留する勇気を持つ。それが結果として相手のためにもなる。このことを肝に銘じて、今後は業務にあたっていく所存です。
Tさん、今回は迷惑をかけました。ごめんなさい!(もちろん、Tさんに対しては直接謝罪しました。)