司馬遼太郎の「関ヶ原(上巻)」を現在読んでいる途中です。
アマゾンで上中下巻セットの中古本を1,088円で購入し、さっそく読み始めました。
その後、立ち寄った本屋でたまたま「関ヶ原」が平積みしてあるのを見かけ、手に取りパラパラとページをめくってみました。
これは、読みやすい!!!
驚きました。私が購入した中古本よりもはるかに文字が読みやすいのです。
まず、文字が大きい。次に、当然のことながら紙が色あせていません。きれいな明るいクリーム色の紙は、色あせた中古本とは全然違います。
少し立ち読みしましたが、読みやすさが全然違いました。結局、新品の上巻を買い直してしまいました。810円也。
新品と中古本の1行あたりの文字数を比較してみました。
新品(平成28年、110刷):1行38文字
上巻の中古本(平成9年、68刷):1行41文字
中巻の中古本(昭和62年、38刷):1行43文字
ほんの3文字や5文字の違いですが、ページ全体を眺めると、読みはやすさは全然違います。こうなるともう中古本には戻れません。
これまでにもアマゾンで中古本を買ったことは何度もありますが、このようなことは起こりませんでした。その理由を振り返ってみると、
- 単行本の場合は、当初から読みやすい文字の大きさであり、版の新旧による差がない。
- 単行本の場合は、もともと文字が大きいため、紙が若干色あせても読みやすさへの影響が少ない。
- 最近刊行された文庫本は、せいぜい表紙が変わる程度で、文字の大きさは変わらない。
中古本を購入する際の注意点
以上の出来事から、アマゾンなどで中古本を購入する際に気を付けることをまとめてみます。
- 長年読み継がれている文庫本の場合、古い版ほど文字が小さい。また、紙が色あせて読みにくい。よって、中古本はお薦めしない。
- 単行本の場合は、中古本であっても読みやすさは新品とあまり変わらないので、中古本でOK。
- 文庫本であっても、最近刊行されたものは、文字の大きさは今と同じで読みやすさは変わらないので、中古本でOK。
もしあなたが20歳代、30歳代の場合は、文字の小さい中古の文庫本でも問題ないと思います。私と同じ40歳代かそれ以上の場合は、これを参考にしていただければと思います。