長崎の秋の伝統行事、「長崎くんち」を観に行きました。昨日とは打って変わっての秋晴れの下、最高のくんち日和でした。
市外から相当な数の観光客が流入
街中人があふれており、普段の日曜日とは全く違う賑わいでした。特に印象的だったのが、飲食店の前にできた行列。普段長崎では、店の前に行列ができることはありません。店の外まで並んで待つぐらいなら他の店に行こう、というのが長崎の人間の感覚です。
今日は長崎市の中心市街地である浜の町周辺を歩いていると、少し名の知れた店の前は、どこも長蛇の列。特に、吉宗(よっそう)の行列はすごかったです。30人ぐらいが並んでいました。ラーメン屋などと違い、それほど回転の速くない店でこれだけ並んで、一体食事にありつけるのはいつになるのだろう、と他人事ながら心配してしまいました。
地元の人間には行列して食べるという習慣はないので、今日店の前で行列していた人のほとんどは市外からの観光客だと思います。観光客にとっては、味はもちろんでしょうが、これだけ並んで食べた、ということがひとつの土産話になるのでしょう。
長崎をさらに盛り立てるには
それだけ多くの観光客が長崎を訪れているわけですから、長崎経済への波及効果も大きいはずです。長崎も他の地方都市と同様、人口減が続いています。定住人口を増やすのが一番いいのでしょうが、仕事自体が少ない現状では難しいです。
現実的には、こうして一時的に長崎を訪れる人がリピーターとして何度も来てくれるのが効果的だと思います。そのためには、新しいイベントを仕掛けるよりも、「くんち」のような現存する長崎ならではの観光資源をさらに磨き上げるのが確実です。
ちなみに、「長崎くんち」を磨き上げる方策の一つとして、「長崎くんちナビ」の中の「だしもの現在位置表示機能」はもっとPRすべきです。これ、私もついさっきその存在を知りました。
今日、私が家族で庭先回りに言った時も、めあての出し物を見つけきれず苦労しました。このサービスを知っていれば、こんなに無駄に歩き回らなくてよかったのに、と思いました。来年は使い倒します!