今朝は朝食に大根おろしを食べました。
この大根、昨日娘が保育園の畑で掘ってきた大根です。それを息子がおろし金を使っておろしました。大根の葉は刻んでみそ汁の具にしました。
久しぶりに食べたピリ辛の大根おろしが、何とも美味しかったです。
みそ汁に入れた大根の葉もシャキシャキとして、いい歯ごたえでした。
今朝、二人の子供は、いつもの朝よりもしっかりと朝食を食べました。自分で掘った大根、自分でおろした大根。自分の手間が料理の隠し味になり、いつも以上においしい朝ごはんになったのでしょう。
この大根、娘と息子にとっては、特別な大根なんですね。「自分」という人の手間には、どんな名人の手間もかないません。
言うなれば、世の中の商品全てが、もともと存在していたモノに人間が手間を加えたものです。それは加工という手間であったり、運搬という手間であったり。
その手間の部分に、「特別感」をどれだけ込められるかによって、その商品が消費者にウケルかどうかが決まってくるのでしょう。
例えば、一見同じ花瓶でも、人間国宝が作った花瓶には特別感を感じます。また、同じコメでも新潟県魚沼産には特別感を感じます。
でも、それよりもさらに特別感を感じるものがあります。
それは、自分で作った花瓶。自分で育てたコメ。
自分という価値が込められた商品は何物にも勝る、そんなことを感じた朝ごはんでした。
今日の学び
世の中の商品全てに「手間」という価値が付加されている。「自分がかけた手間」を感じられる商品が最も価値が高い。
今日の読書中
司馬遼太郎「関ヶ原(中)」