講演会に行きました。講演者は熊本県八代市で保険代理業を営む川﨑隆男氏。演題は「強情と苦難」。
氏は養子になることを承諾の上結婚したものの、義理の母の何気ない一言が引っかかり、何年もの間養子になることを拒んだ過去があるそうです。
また氏の娘さんには生まれた時から重度の障害があります。今はもう二十歳を超えているそうですが、これまでの道のりは苦難の連続であったことは想像に難くありません。
娘さんは今でも全介助が必要です。それでも高校を卒業し、現在は作業所へ通っています。たとえ月に数千円でも自らの働きにより収入を得ることの尊さ。
こうして話をされる氏の口調は、決して重いものではありません。むしろ、軽妙で穏やかな語り口。そこには娘さんへの愛情があふれていました。
これまでの苦難と娘さんへの愛情が、氏の精神をここまで磨き上げたのでしょう。講演の最後には、自らのことを「子どもに成長させてもらっているバカ親父」と仰っていました。
講演が終わって帰宅しました。真っ先に6歳と4歳の二人の子供を抱きしめました。
今日の学び
苦難は幸福の門。艱難汝を玉にす。
今日の読書中
島田覚夫「私は魔境に生きた」
今日のラン【月間目標200キロ！】
本日0km。月間累計55km。