サラリーマンを中途退職して4か月、めったにタクシーを利用しなくなった。
理由は明白。
収入が減り、時間が増えたから。
タクシーは時間を買う典型例。
収入が減り、時間が増えたのだから、利用頻度が減るのは当然だろう。
サラリーマンをやめて一番嬉しいのは、自由な時間がたくさんあること。
でも、自由時間がたくさんあると、その価値が低下するのも事実。
時間に限らず、持っている量が増えるとその価値は下がってしまうもの。
サラリーマンをやめた当初は、自由時間=貴重なもの、という意識が残っていた。
だから、脇目もふらずに様々なことに取り組んでいた。
ところが退職して4か月を過ぎた今、自分の中で自由時間の価値が低下しているのは明らかだ。
結果として、何もしていない時間が増えている。
一方で、何もしない時間は決して無駄ではない、とも思う。
何もせずに過ごす時間=悪、のような意識が自分の中にあるのだ。
最近の自分は、この「悪」の意識に悩まされていた。
生活の目途が立ったから、サラリーマンを退職したのだ。
妻と決めた家事をきちんとやれば、あとはゆっくりしたっていい。
何もしないで過ごす自由時間、最高の贅沢じゃないか。
慌てなくていい。
今の自分には、罪悪感を持たずにゆっくり過ごすことが大切なのかもしれない。
よし、これからはゆっくり過ごすとしようか。
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ゆっくりと過ごすことに罪悪感を持たなくていい。
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