妻が呟いた。
「仕事辞めたいなー。そしたら習字も習いに行けるのに」
もちろん、本気ではない。
その時私は思った。
「仕事辞めたい」と言える選択肢があるのは羨ましいな、と。
自分の場合すでに退職してしまったので、サラリーマンを辞めるという選択肢が残されていない。
選択肢が少ないというのは、それだけ現実逃避する手段が少ないということ。
常に現実と向かい合わなければいけない世界。
今の自分が生きているのはそんな世界だ。
自分の意思で始めた事業とは言え、時には愚痴を言いたくなる時もある。
そんな愚痴る選択肢を一つ失った。
サラリーマンを続けていては、なかなか気づかないことだ。
今日の学び
サラリーマンを辞めてしまうと、選択肢を一つ失う。